歯科臨床研修責任者挨拶

歯科臨床研修責任者
太田 嘉英 教授

歯や口を診るのではなく、『人を診る歯科医師になってほしい』、これが私たちの想いです。そのために必要な研修プログラムを用意しました。研修プログラムは2年間です。1年目は口腔外科病棟管理を中心に、身体所見の取り方、臨床検査の読み方、水電解質バランス、血液ガスをはじめとして全身の診かたの基本的なトレーニングを行います。また点滴や胃管挿入などの病棟基本手技や手術もたくさん経験してもらいます。1年間の研修が終了した時点で歯科医師臨床研修終了の認定がなされます。十分な研修実績が認められれば、2年目はアドバンスコースとして医科領域で研修を受けることができます。麻酔科、救命救急センター、放射線治療科、画像診断科にて全身の様々な疾患を学び、全身管理のトレーニングを受けます。研修終了後は臨床助手として、日本口腔外科学会認定医取得に必要な手術の執刀や患者管理を行います。現在まで全員が最小年限(4年目)で認定医資格を取得しています。その後は専門医、指導医のための更なるステップアップのためのキャリアパスが開かれています。また大学院進学も可能です。
当科は日本でも有数の症例数を有し大変多忙ですが、明るい雰囲気の下、その分一生の礎となる充実した研修を受けることができます。ぜひ一度見学にお出でください。お待ちしております。