認知症疾患医療センター

概要

認知症疾患医療センターは、地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図ることを目的とし、都道府県および政令指定都市が指定した医療機関に設置されています。当センターは、県内初の認定施設として2009年4月に開設されました。主な業務は、以下の通りです。
1.医療相談:認知症に関する医療および介護についての面接・電話相談
2.診療:認知症の鑑別診断および合併症、周辺症状に対する診療
3.技術援助:認知症をテーマとした研修会の開催
4.医療連携協議会の開催:県高齢福祉課、医師会、地域包括センター、市町村の福祉担当者、施設および家族会の代表を交えての情報交換
認知症は神経内科(+もの忘れ外来)および精神科が診療にあたっており、専門医の診察と共に、MRIおよびSPECT等の画像診断をフル活用しながら診断・治療を行っています。今年度は、認知症にまつわる外来受診者数が2,231名(うち当院初診353名)、医療相談件数が電話・面接併せて489名に達しました。 また当センターでは認知症に関する診療のみならず、看護師や保健師、ホームヘルパーなどの医療福祉従事者向けの研修会を開催し、認知症に関わる地域の関係者の啓蒙にも力を入れています。さらに当院の専門医と総合相談室との連携により、患者やその家族、他施設の医療関係者などからのcase by caseの相談にも応じています。

ご挨拶

高齢社会を迎えた我が国では、認知症患者は2013年で推計460万人に達したとされ、今後さらに増加すると見込まれています。神奈川県では9箇所の医療機関が認知症疾患医療センターとして認定され、それぞれ各地域での診療・相談にあたっています。東海大学付属病院内に設置された当センターは、画像診断機器の充実を強みにとして認知症の早期診断および鑑別を中心に行っており、神奈川県西部地区の認知症医療の中核として業務にあたっています。

認知症疾患医療センター長
瀧澤 俊也