セルフプロセッシング室

概要

セルプロセッシング室の目的

セルプロセッシング室は、医学部付属病院中央診療部の下部組織として位置し、学内における再生医療(臨床研究を含む)を支える施設の1つです。一般的には、CPC(Cell Processing Center)と呼ばれることが多いですが、治療のためのヒト細胞の培養、加工などの処理を無菌的に行うために、厳密に管理された細胞処理施設のことをいいます。2003年に医学部1号館3階に設置され、衛生管理基準書に則り運営されています。

セルプロセッシング室の設置基準

ヒト由来の組織・細胞を利用した臨床研究を実施する施設として、本施設は医薬品GMPに準じたバリデーションを実施しています。すなわち、GMP三原則である「汚染防止」「人為的ミスの防止」「品質保証」に基づき運用しています。ヒト細胞を扱う施設として、各種指針・ガイドラインに鑑みて、社会的な枠組みに基づいた運用を実施できるよう心掛けています。平成22年に「再生医療における制度的枠組み検討会」によって示された「医療機関における自家細胞・組織を用いた再生・細胞医療の実施について」に準じて実施しております。

ヒト幹細胞臨床研究課題 実施実績

1.厚生労働科学研究費補助金再生医療実用化研究事業
「自家骨髄間葉系幹細胞により活性化された椎間板髄核細胞を用いた椎間板再生 における細胞、組織の安全性、品質確保に関する技術開発」 研究代表者 整形外科学 教授 持田讓治 実施症例数 10症例 研究終了(2011年度)
2.厚生労働科学研究費補助金再生医療実用化研究事業
「細胞シートによる関節治療を目指した臨床研究」 研究代表者 整形外科学 教授 佐藤正人 実施症例数 2症例(2011年度)、3症例(2012年度)、4症例(2013年度) 研究実施中
研究事業サイト

2013年度ヒト幹細胞臨床研究の実施症例数と培養期間

「細胞シートによる関節治療を目指した臨床研究」 4症例(1例目:培養期間 2013.6.3-6.27、2例目:培養期間 2013.7.8-8.1、3例目:培養期間 2013.8.19-9.12、4例目:培養期間 2013.10.28-11.21)

ご挨拶

東海大学医学部では、再生医療に関する研究を行っております。再生医療は様々な病気やけがの克服に大きな期待が寄せられています。再生医療では細胞を使いますが、患者さんに移植する細胞は、培養して増やして加工します。しかし、生きている細胞は滅菌することができないため、細胞がクリーンな環境で安全に培養できるセルプロセッシングセンター(CPC)が必要になります。私共は安全に再生医療を実施するため、保険治療になる前段階の治験、先進医療、臨床研究に対して、医の倫理委員会と厚労省で認められた範囲でCPCを活用して実施しております。

セルプロセッシング室長
佐藤 正人