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移植外科
GIO(一般目標)
移植外科医である前に、外科医の基本となる知識、技術、チームワークや臨床医としての態度を習得する。その上で、腎移植を中心とした臓器移植や腎不全を中心とした臓器不全患者の病態や外科的治療に習熟することを目標とする。
SBOs(行動目標)
- 医師として、患者の生命や健康を守る心構えを習得する。
- 外科医としての知識や技能を習得する。
- 臓器不全患者の特殊性を習熟し、病態に合わせた外科治療を上級医師の指導のもと行う。
- 術前・術後合併症の管理、免疫抑制下の患者の管理を習得する。
- 免疫抑制剤の使用と感染症の管理に習熟する。
- 自科・他科とのカンファレンスや勉強会で必要なプレゼンテーションを行う。
- 学会や研究会に積極的に参加し、発表する。
- 外科専門医を取得する。
LS(方略)
- 腎移植のみならず、肝・膵移植の手術や管理を症例数の多い施設(東京女子医科大学病院など)も含めて研修する。
- 外科学会専門医に必要な研修を学外研修病院などで行う。
- 後期研修3年目に腎移植手術の術者を目指す。
- 外科学会専門医取得後、移植学会・臨床腎移植学会認定医、透析医学会専門医の取得を目指す。
EV(評価)
- 1.参加した手術症例をNCD(National Clinical Date Base)やJARTE(日本腎移植登録システム)にデータベース化する。
- 2.科長、指導医と定期的に達成目標をチェックする。
診療実績
当科は、2012年度に新設された東海大学医学部唯一の臓器移植を専門とした診療科である。現在は、2名のスタッフで、下記症例を中心に診療を行っている。
- 生体腎移植手術:1~2例/月+献腎移植術・腎摘出術
- 透析シャント手術やPTA、続発性副甲状腺機能亢進症手術
- 他科からの臓器移植患者の周術期や合併症管理のコンサルテーション
現在、新入局希望者に対して、本人の研修希望と手術症例の経験を重視し、専門医取得を念頭に置いたカリキュラムを調整中である。
問い合わせ先
担当:科長 中村 道郎(なかむら みちお)
TEL0463-93-1121(内線 3098[1号館6階 移植外科研究室] or 2440[1号館7階 事務室])