東海大学医学部付属病院

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臨床検査科

ご挨拶

臨床検査科は東海大学医学部付属病院の理念・基本方針のもと、患者さんに良質で安全な医療を提供する上で必須な迅速で質の高い臨床検査の提供、大学病院の専門性を生かしたした診療・教育・研究の支援を柱として、診療に従事しています。私たちは、「臨床検査は診断を導き、医療の質を決める」という理念のもと、日々の診療を支えています。

迅速で質の高い臨床検査の提供ができているかを審査する、第三者評価のISO15189(臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)という臨床検査の国際規格があります。東海大学医学部付属病院はISO15189を取得し、要求事項に基づいた品質マネジメントシステムを構築・運用しています。厳格な管理システムのもとに、担当医や患者さんに最良の検査結果を提供するため、臨床検査技術科と協働して日々地道な努力を続けています。検査データは単なる数値ではなく、診断と治療方針を左右する重要な医療情報です。私たちはその責任を深く認識しています。

2025年4月からは、超音波検査(地域枠:腹部・表在臓器)外来月~金(14:00~)を開設しました。地域医療への貢献の一環として、専門性の高い超音波診断を提供いたします。また、大学病院の臨床検査科としての重要な使命として、新たな臨床検査の開発があります。感染症診断や遺伝子検査など最先端分野において、診療と直結した研究・開発を推進しています。

大学病院の臨床検査科としての重要な使命として、新たな臨床検査の開発があります。SARS-CoV-2の臨床検査に代表されるように、日々変化する医療情勢に診療科と密に連携することにより、ご来院される患者さんのみならず、医療スタッフ・地域・国に還元できる研究・開発を目指しています。

臨床検査科は、多職種と協力し信頼性ある検査や診断に努めてまいります。何かお気付きの点がありましたら、ご遠慮なくご連絡ください。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

臨床検査科 診療科長

診療内容

臨床検査科では、検体検査・微生物検査(血液、尿、生化学、免疫、細菌、遺伝子など)と生理検査(腹部超音波、心臓超音波、表在超音波、産婦人科超音波、脳波など)における結果の判読を実施します。これらの検査を通じて、疾患の早期発見、診断精度の向上、治療効果の評価に貢献しています。また、主に測定を担当する臨床検査技術科(臨床検査技師)と協働して検査の正確性と迅速性を保ち、診療前検査や検査診断の充実、検査相談、感染対策活動等を実践します。各診療科における安全で質の高い診療と効率化を支援するとともに、『診療の現場』と『測定の場』との懸け橋の役割も担っています。東海大学医学部付属病院では、日常の検査項目の多くが即日のうちに検査でき、診断可能です。診療前検査では血液検査や生化学検査の多くが40分以内に正確な結果として報告されます。 24時間体制で緊急対応し救急医療を支援しています。健診センターへ提供する検査を通して予防医療にも貢献しています。専門医師による精度の高い検査診断は、専門の臨床検査学検査技師による正確な測定実施に支えられています。なお、検査診断には、検査専門の医師の他に、各診療科の医師も参加しています。

主な診療実績

臨床検査技術科の臨床検査技師と協働して、ISO15189に代表される国際認証の基準に基づき、東海大学医学部付属病院で実施される臨床検査の精度管理、精度保証、および判読を行っています。これらの活動を通じて、診断の質と医療安全の向上に貢献しています。具体的な活動例を下記に示します。

検査・感染相談、抗菌薬使用適正化支援

検査・感染相談では、検査項目選択、検査計画、結果解釈など検査診断に関する事項および院内感染対策について、院内外からの相談・コンサルテーションを受け付けています。

特に、感染症検査診断では、メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)や多剤耐性緑膿菌(MDRP)など抗菌剤耐性菌の感染症、腸管出血性大腸菌O-157など腸管感染症、麻疹・水痘・風疹など発熱性ウイルス性疾患、インフルエンザ・SARS-CoV-2・結核など呼吸器感染症の診断を行います。核酸増幅技術や免疫学的測定法などの先端技術を活用し、迅速かつ高精度な診断の実現に努めています。検査結果を通じて抗菌薬使用適正化支援(Antimicrobial Stewardship)も行っています。抗菌薬使用適正化支援を行う過程では、カルテ上に明示されていない検査データの解釈や、新たな診断の可能性が示唆されることがあります。このような場合には、臨床側へ積極的にフィードバックを行い、診断支援にも寄与しています。

超音波検査診断

超音波検査では、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓など上腹部臓器、腎臓・前立腺など泌尿器臓器、子宮・卵巣など婦人科臓器、乳腺・甲状腺・リンパ節・皮下軟部組織など表在臓器、心臓・血管など循環器疾患の診断と、検査の精度管理を行っています。大腸や胃など消化管の粗大病変がスクリーニングが可能です。超音波検査指導医を兼ねる検査専門医のもと、超音波検査士の資格を取得した専門技師が中心となり、高性能の超音波診断装置を用いて高画質画像を描出しています。ドプラーモードによる血流測定や、肝硬度測定など、機能評価等にも対応しています。

血液診断

骨髄検査・フローサイトメトリー検査では、貧血、血小板減少症、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など血液疾患の診断を行っています。血液検査専門技師の細胞分類や測定に基づき、臨床検査科の医師が最終報告書を作成します。形態学的評価と免疫学的解析を統合した総合的な診断により、精度の高い血液診断を目指しています。

医師一覧

診療科長:浅井さとみ

外来:0463(93)1121 内線2450(医局)

浅井  さとみ(あさい  さとみ)教授

専門分野

検査診断全般

専門医

日本専門医機構基本領域臨床検査専門医/遺伝子関連検査精度管理医/日本超音波医学会専門医・指導医/インフェクションコントロールドクター/抗菌化学療法認定医/臨床微生物学会認定医

特に専門とする領域

感染症検査・感染制御、超音波検査

外来診療日

超音波検査(地域枠)外来  月曜日~金曜日(14:00~)

後藤  和人(ごとう  かずひと)教授

専門分野

検査診断全般

専門医

日本専門医機構基本領域臨床検査専門医/日本内科学会認定内科医/日本肝臓学会肝臓専門医・指導医/インフェクションコントロールドクター

特に専門とする領域

臨床化学、肝臓

渥美  治世(あつみ  はるよ)講師

専門分野

検査診断全般

専門医

日本産科婦人科学会専門医/日本女性医学会認定女性ヘルスケア専門医/インフェクションコントロールドクター

特に専門とする領域

遺伝子検査、超音波検査

外来診療日

内分泌外来  木曜日(AM)/超音波検査(地域枠)外来  月曜日~水曜日・金曜日(14:00~)

国際的第三者認定

当院検査室は、ISO15189認定施設です。臨床検査技術科(臨床検査技師)と密にコミュニケーションを取りながら品質保証された検査データを提供できるように日々尽力しています。

臨床検査技師の主な認定資格

基礎領域(臨床検査士二級)

    • 微生物学:8名
    • 臨床化学:7名
    • 血液学:25名
    • 免疫血清学:5名
    • 循環生理学:14名
    • 神経生理学:1名
    • 呼吸生理学:5名

専門・認定資格

    • 緊急臨床検査士:17名
    • 認定臨床微生物検査技師:1名
    • 認定血液検査技師:8名
    • 認定骨髄検査技師:4名
    • 認定一般検査技師:1名
    • 認定救急検査技師:1名
    • 認定心電図検査技師:1名
    • 認定サイトメトリー技術者:3名
    • 認定臨床染色体遺伝子検査師:1名

先端医療・高度専門領域

    • 細胞治療認定管理師:7名
    • 認定HLA検査技術者:2名
    • 睡眠医療認定検査技師:3名

超音波検査(専門領域別)

    • 体表臓器:17名
    • 循環器:18名
    • 消化器:25名
    • 泌尿器:8名
    • 産婦人科:14名
    • 血管:5名
    • 健診:4名

その他専門資格

    • 日本糖尿病療養指導士:2名
    • 遺伝子分析科学認定士:5名
    • 臨床細胞遺伝学認定士:2名
    • バイオインフォマティクス技術者:1名
    • 血管診療技師:5名