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呼吸ケア支援センター
概要
呼吸ケアチームは診療科、職種の壁を取り去り、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、歯科衛生士、医事課などが協力して、院内のどこででも、適切な人工呼吸器使用、離脱が行えるように診療支援を行うものです。人工呼吸器の適応、適切な使用方法を決めるためには各疾患の病態生理、各種機器、鎮静鎮痛などを深く理解する必要があります。このために上記の多職種からなる委員会が各職種の専門性を活かし、統合して、安全な患者ケアのための支援を行っております。人工呼吸器はまた、急性疾患全般で使用される技術であり、呼吸不全のみならず、循環不全、意識障害、その他の多臓器不全など、重症疾患の集中治療全般で用いられております。そのため集中治療室のみならず一般病棟での状態急変時の人工呼吸器使用など、より早期の対応も含めて、安全な医療の提供を目標に努力していく所存です。ご挨拶
呼吸ケア支援センターでは院内で行われている呼吸ケアの標準化、最適化を目指して日々活動しています。呼吸不全を中心とする重症患者、術後患者の診療においては人工呼吸管理を適切に行うことは予後を左右し、診療の質に関連します。人工呼吸管理の適応、導入、維持、離脱、などにつきエビデンスに基づいた診療支援を主治医の先生方と共に行っていきたいと思います。
呼吸ケア支援センター長
柳 秀高