中央臨床検査センター

概要

 中央臨床検査センターでは、血液検査・尿検査・細菌検査などの検体検査や、心電図・超音波・脳波・筋電図・呼吸機能などの生理機能検査などが行われます。得られた検査結果を迅速にかつ適切に診療各科に提供することにより、患者さんに質の高い安全な医療を提供できるような体制管理および環境整備を行っています。
 検体検査部門では、365日24時間体制で夜間・休日を問わず検査業務が行われ、生理検査部門でも緊急検査体制の充実が図られています。また、コロナウイルスの抗原検査・PCR検査などの臨床検査も院内感染対策室と密接に協力して、神奈川県・近隣都道府県からの重症患者の受け入れ・クラスター対応などに対して、積極的に検査を行っています。常に病院全体の患者診療に必要な情報が適切に提供されるようセンター全体でのしっかりした検査体制を構築しています。

ご挨拶

 中央臨床検査センターは、早く・正確に国際基準(ISO15189)に準拠した検査結果が報告できるように努めています。検体検査は、院内で幅広い検査項目を測定できるように新規検査機器を導入して検査を推進しています。生理検査は、各診療科より9人の専門医にご指導いただき、最新のガイドライン・診療に適応した検査を行っています。感染症検査は院内感染対策室と共同して、コロナウイルスなど新興感染症に対して柔軟に対応できる検査体制を維持しています。
 中央臨床検査センターは、本院を受診していただく一人ひとりの患者さんの希望に応じたハートフルな検査を行っていきたいと考えています。また、大学病院の特性に応じた新たな臨床検査の開発・検体のバンク化などにも未来的に貢献できるように準備しています。ご意見がありましたら、気楽にご連絡ください。

中央臨床検査センター長
 後藤 和人

ISO15189認定

 中央臨床検査センターは、2020年6月30日付で、ISO 15189 「臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項」の認定を取得しました。ISO 15189は国際標準検査管理加算で要件であり、厚生労働省の定めるがんゲノム医療中核拠点病院などの承認要件でもあります。今後も、医師・検査技師が一体となって迅速でかつ高品質な臨床検査を提供できるように努力していきます。