画像診断センター

概要

 画像診断センターでは、付属病院内の患者さんのための画像検査ならびに診断を行っており、放射線科医、診療放射線技師、看護師、事務職などのスタッフが担当しています。画像検査の受付は、(13番)画像検査センターとして付属病院の1階に設置されています。画像撮影装置は、常に最新型の機種を揃え、1階と地下階を合わせてX線撮影室5部屋、X線透視撮影装置3台、CT装置4台、MRI装置5台、PET装置を含む核医学装置4台、乳房撮影装置2台(乳房生検対応可)、歯科系パントモ撮影装置1台、結石破砕装置1台、X線骨塩定量装置1台が設置されています。その他、病棟でX線撮影を行う病室(ポータブル)撮影の業務も担当しています。また、当センター以外で行う画像検査として、高度救命救急センターにX線撮影室1部屋、CT装置1台、問RI装置1台、血管撮影装置1台、血管内治療センターに血管撮影装置4台、中央手術室には従来の手術とカデーテル手技の併用を可能とするハイブリッド血管撮影装置が設置されており、これらについても各部門と連携して横断的な対応を行っています。
 検査は、日本医学放射線医学会が認定する放射線診断専門医、日本放射線技術学会の認定する専門的な資格を有する診療放射線技師及び放射線診断業務に精通した看護師や看護助手を中心に多職種が連携して担当しています。診断結果は、放射線診断専門医が臨床各科へ速やかに報告できるように努めています。さらに、当院は医療放射線の適正な管理を行っており、日本診療放射線技師会により「医療被ぼく低減施設」に認定されています。中でも、社会的な注目度の高いCT検査の被ばくについては、新しいCT装置の使用や逐次近似法の応用など新しい技術を積極的に取り入れることで、被ぱく線量を減らす工夫をしています。特に、小児では低い管電圧を用いる撮影、心臓冠動脈CT撮影では特殊な専用装置を用いた撮影で極めて低い線量での検査が可能となる場合もあります。
 このように、画像診断センターでは診療に最適な画像を安全に迅速に提供するとともに、患者さんが安心して検査を受けることができるよう様々な努力をしています。

画像診断センター長
丹羽 徹