ご挨拶
事故や犯罪に巻き込まれたり、思わぬ病気の発作が起こったり、予期せぬ状況で突然亡くなることは“異状死”と呼ばれます。異状死された方に何が起こったのか、医学的に明らかにするのが臨床法医科の仕事です。
事故であれ病気であれ、親しい人を突然亡くすことは、時として残された人の人生に大きな傷痕を残します。何が起こったのか分からないままでは、のちのち不要な疑念や後悔を招くこともあります。そんな時、医学的な手がかりを探し出し、死が起こった状況を明らかにできれば、同じ事故や突然死を防ぐ手立てを探れます。ひとりひとりの死を未来の生に繋げることが私たちの目標です。
臨床法医科科長
垣本 由布
診療内容
現在日本では、全死亡者の8人に1人が異状死として警察で取り扱われています。その多くは一人暮らしの高齢者、老々介護などで死亡の状況が明らかでない場合、高齢者入居施設で看取り体制が不十分であった場合も異状死として扱われています。また、働き盛りの世代では、生活習慣病を背景とした突然死が多く、過労による労働災害かどうかの判断が必要となります。その他、乳幼児の突然死や身元不明者の死亡などが異常死に含まれます。
当科では、神奈川県西部地域を中心に、神奈川県警・静岡県警・第三管区海上保安部からの依頼に基づいて、異常死例の解剖と検査を行っています。死亡の原因や受傷した状況の解明、身元不明者の個人識別のために、死後CT検査・病理組織学検査・DNA鑑定などを行い、死後診断の精度向上に努めています。
主な対象疾患
全ての傷病を対象とします。
主な診療実績
2025年(1-12月):司法解剖198件、調査法解剖30件、承諾解剖6件、検案43件
医師一覧
診療科長:垣本 由布
内線:2630
垣本 由布(かきもと ゆう)教授
| 専門分野 | 心臓病理 |
|---|---|
| 専門医 | 法医指導医、法医認定医、解剖資格認定医 |
磯崎 翔太郎(いそざき しょうたろう)講師
| 専門分野 | 死因統計 |
|---|---|
| 専門医 | 解剖資格認定医 |
吉宮 元応(よしみや もとお)助教
| 専門分野 | 死後画像診断 |
|---|---|
| 専門医 | 法医認定医、解剖資格認定医 |
竹内 郁人(たけうち いくと)特任助教
| 専門分野 | 臨床法医学、救命救急 |
|---|---|
| 専門医 | 救急専門医 |
