リハビリテーション技術科

概要

 リハビリテーション技術科には理学療法士23名、作業療法士8名、言語聴覚士6名が在籍し、入院患者さんを中心に急性期から集中的なリハビリテーションを展開しています。施設基準は、心大血管疾患リハビリテーションⅠ、脳血管疾患等リハビリテーションⅠ、運動器疾患リハビリテーションⅠ、呼吸器疾患リハビリテーションⅠ、がん患者リハビリテーションを取得しています。(2015年度現在) 一般病棟の入院患者さんはもとより、救命救急センターやICUに入院している急性期の医学的管理が必要とされる患者さんについても早期から介入し、廃用症候群などの合併症を予防しつつ、患者さんの機能回復に努めています。また、リハビリテーション科専門医や各診療科担当医、その他関連職種と連携し、運動機能の障害だけでなく、小児領域における発達支援、中枢神経疾患における高次脳機能障害や嚥下障害、呼吸リハビリテーション、心臓リハビリテーション、がんのリハビリテーション、糖尿病教育入院など多彩な領域に取り組んでいます。最近ではICUと脳卒中病棟で療法士の病棟配置を開始し、多職種と協力しながらより効果的なリハビリテーションの実践に向けて努力しています。

ご挨拶

リハビリテーション技術科の専門スタッフは、他の多くの専門職と連携しながら、多種多様な病気やケガに対する急性期のリハビリテーションを展開しています。目標として、病気やケガからの最大限の回復を目指すことはもちろん、安静によって関節がかたくなったり、筋力が弱くなる二次的な症状を予防することが大変重要です。そのため、できるだけ早期からリハビリテーションを開始し、より良い状態での患者さんの生活の再建や社会復帰をめざします。当院の多くの患者さんが、発症から間もなく、大きな不安を抱えた方々です。私たちスタッフは、そうした患者さんの心に寄り添える人間力を磨きながら、確かな知識と技術をもって、少しでも皆様のお役に立てるように日々精進してまいります。リハビリテーションには、何より患者さんやご家族のご理解とご協力が不可欠です。不明な点などありましたら、どうぞお気軽にリハビリテーションセンターまでお問い合わせください。

リハビリテーション技術科長
高橋 真須美