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感覚器疾患センター
概要
聴覚・視覚をはじめして嗅覚・味覚・触覚・平衡覚などさまざまな感覚の受容を行う器官である感覚器に生じる疾患は、私たちの生活の質を大きく損ないます。生命に直接的な影響がないことから後回しにされてしまうことも多い疾患ですが、超高齢化社会を迎える日本において健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸という大きな課題を解決するためには、感覚器疾患に対する専門的な医療の提供が重要であると考えられます。
そこで東海大学医学部付属病院においては感覚器疾患の専門家が集まって感覚器疾患センターを構成し、感覚器疾患に関する最先端の医療の提供、感覚器疾患に関する診療ネットワークの整備、感覚器疾患診療に関わる人材の育成、感覚器疾患に関わる相談支援および情報提供を行うとともに、感覚器疾患に関する新しい知見を生み出すための臨床研究を行っています。
構成員
当センターは耳鼻咽喉科医師・眼科医師・遺伝子診療科医師ならびに言語聴覚士・遺伝カウンセラーにより構成されています。ご挨拶
これまで生活に大きな障害がなければ放置されることも多かった感覚器疾患が、実は認知症やうつ病など様々な疾患の発症につながっていることが近年示されており、放置することなく適切な予防・診断・介入が提供されることが重要であると考えられています。21世紀は感覚器の時代と言われており、以前は治療が難しかった病態に対しても人工内耳など様々な新しい技術が実用化、定着が進んでいます。
健康な日常生活を守るために気になる症状があった際は是非医師にご相談いただきたいと思っておりますが、大学病院への受診はなんとなく心理的なハードルが高いかもしれませんので、我々は身近な医療機関との診療ネットワークを構築し、そのネットワークを介して質の高い感覚器診療を提供できるように努力してまいります。
感覚器疾患センター長
和佐野 浩一郎
お知らせ
2025年度第1回市民公開講座を4月12日(土)に実施いたします。
詳細は下記をご参照ください。